カードローン借り換えデメリットは?
カードローンを借り換えすることは今よりも金利が低くなるなどメリットを生むための借り換えが目的なわけですが、逆に借り換えることによってデメリットとなってしまうことがあるのでしょうか?
カードローン借り換えデメリットとしてありえるのが「総返済額が増えてしまう」ということです。金利が低いローンへ借り換えをすれば利息が減るはずなのになぜ?と思われるかもしれませんが、利息の上限に関わってくるのは金利だけではありません。ではそれは何か?といいますと、利息は次の計算式で算出することができます。
利息=借入残高×金利÷365日×借入日数
つまり、金利だけではなく、借入日数も利息を増やす要因となり得るのです。借り換えすることで毎月の返済負担を少なくしたい、と考える方もいらっしゃるでしょう。しかし毎月の返済額が少なくなるということは、イコール返済期間が長くなるということです。低い金利のローンへ借り換えしたとしても、返済期間が長くなることで借り換え前よりも総返済額が増えてしまうことは実は少なくないのです。
1社から1社への借り換えで金利がより低いところへの借り換えであれば、総返済額が増えてしまうようなことはそうないかもしれませんが、複数社の借入をおまとめした場合には注意が必要かもしれません。ただし、総返済額が増えないようにと月々の返済額で無理をしても、途中で支払えなくなってしまっては借り換えをした意味がありません。
借り換えをすることで総返済額が増える可能性があるということはデメリットではありますが、月々の返済負担を減らせることのほうがよほど重要です。大切なのは、借り換えをすることでどのくらい金利が低くなるのか、月々の返済額がどのくらい減って最終的に前よりもどのくらい総返済額がトクになるのか損になるのか、それらをきちんと自分で把握した上で、余裕のあるときには繰上返済をしていくなど対策をとっていくことではないでしょうか。